安全運転の啓発や教育の取り組みについて、二輪車業界が一致団結し、また警察行政と連携し進めることで、二輪車事故死亡者の半減を目指す。
「二輪車産業政策ロードマップ2020」では、グローバル市場においては「持続的成長」を、国内市場においては「復活・復権」をテーマとし、それぞれ市場毎の政策課題を整理し、課題解決のための実行施策として取りまとめています。 実行施策の展開にあたって、グローバル市場対策は、日本自動車工業会・日本自動車部品工業会が政府及び政府関係機関・国内外の団体(通商・投資・知財・交通安全関連)と課題を共有し問題解決を図っていきます。 また国内市場対策は、すべてのBLF参加メンバーにて取り組みをおこなっていきます。
将来もジャパンブランドが世界の二輪車産業をリードし、世界各国の生活向上や産業発展に貢献し、日本の国益に寄与し続けている
(世界のバイクの2台に1台はJapan BRAND)
二輪車利用環境が改善され、様々なニーズを充足するモビリティーとして社会の中で評価され活用されており、市場の復活・復権が果たされる
(2020年目標 : 国内販売100万台)
ゴールイメージを設定し、
行動計画の道筋を作る
二輪車業界が一致団結し、交通安全及びマナー向上の取り組みをおこなうことで交通事故の削減を図ります。
また二輪車が実用や趣味の利用以外にも、災害時等での活用が拡大するよう環境を整え、より一層社会との共生を実現していきます。
さらには、多くの若者に二輪車の快適さ・楽しさを体験・認知頂くことで、新規層の拡大を図ってまいります。
一方、二輪車の特性を発揮させるためには、利用環境などの社会基盤整備をする必要があります。
駐車場整備、二輪車の通行帯確保、小型限定普通二輪(125cc)免許の取得簡便化や二輪免許区分の見直し、高速道路料金適正化など、政府及び地方自治体へ理解促進を図り要望の実現に向けて活動を進めてまいります。
課題1
安全運転の啓発や教育の取り組みについて、二輪車業界が一致団結し、また警察行政と連携し進めることで、二輪車事故死亡者の半減を目指す。
課題2
交通安全教育や車両のメンテナンスなどが適切におこなえるバイク販売店のあるべき姿を共有し指導をおこなう。
課題3
ライダーのマナー向上により、二輪車やライダーに対する社会的イメージの向上を目指す。
課題4
販売店では不正改造を行わない。二輪車はうるさいとのイメージの払拭を目指す。
課題5
自治体が主体となって、地域産業の活性化に繋がる二輪車利活用策を推進する。またその活動事例を他自治体に発信し、二輪車の社会的プレゼンスを向上させる。
課題6
防災用二輪車配備や活動訓練の支援をおこない、二輪車が社会や市民から必要とされている乗り物を目指す。
課題7
都市部を中心に駐車可能な自治体駐車場の整備を要請し、四輪と同等レベルでの整備を実現し、駐車違反件数の半減を目指す。
課題8
二輪車の独自料金区分化ならびに適性料金化を要望する。またETC搭載率普及のための購入助成金を要請する。
課題9
交通政策や道路基盤の充実により、二輪車ユーザーが安全に楽しく走行できる利用環境の整備を目指す。
課題10
二輪車保険料の低価格化を実現し保険加入率アップを図り、長期使用や複数所有の促進を目指す。
課題11
普通免許所持者が、週末二日間程度で小型限定免許が取得できる事により、ビジネス利用の用途拡大や通勤利用などの需要拡大を目指す。
課題12
国際的な観点で、運転免許の車両区分見直しを要望し、グローバルモデルの国内ラインアップ拡充を目指す。
課題13
二輪車に関心を向けてもらえるコミュニケーション手法を展開し、10代新車購入率の倍増を目指す。
課題14
家族2-3世代で、二輪車を愛好するライフスタイルが定着し、バイク文化が成熟したと呼ばれる市場形成を目指す。